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農水省 農作物野生鳥獣被害アドバイザーとして

南豆de畑 11月号
南豆de畑11月号 https://youtu.be/7FfwVCyfHro

11月に下田市にあるローカルケーブルテレビ 小林テレビ設備 有限会社さまの企画番組に出演しました。

今回は農水省農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーとして、農地を守る「被害管理」について近隣の皆さまに知ってもらいたいと思い出演。

最近は国や県、市町も今までの、生息数を減らす「個体管理」つまり捕獲から考え方はやっと変わってきました。

その理由は、いくら捕獲しても被害金額は一向に減らないというのがあります。捕獲を続けて個体数はかなり減ってきているにもかかわらずです。

そのために農地を守る対策に重きを置き始めました。

しかし、それでも里に出てくる個体は間違いなくいます。里で楽をして捕食してきたからです。それともう一つが「ニホンジカ」の存在です。

森の中に藪がなくなったと言うのも理由になります。森に手を入れる「生息地管理」これも必要です。

「被害管理」「個体管理」「生息地管理」を面的に行なって初めて鳥獣害対策に繋がり被害金額も減ってきます。

今回は「被害管理」についてですが農地を守れれば被害金額は減る。しっかり守れていないから被害にあう。そんなところをお話しさせて頂きました。

小林テレビ設備

 https://shimoda-ktv12ch.jp/

KTV12net/小林TV YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCCvr6WB3iOFt623D90pZCtA

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野生のイノシシ

最近テレビのニュースでは連日野生のクマの出没が取り上げられる。南伊豆や伊豆半島にはクマの生息はないとされているがシカやイノシシの生息数は多い地域である。最南端 南伊豆町ではイノシシが昔から多い。今年は特に野生動物の出没が多い。特にイノシシとアナグマが多い。もともとは夜行性ではなく「昼行性」であり昼間動いていても不思議ではない。とはいえもともとは臆病な生き物で人や車などを恐れ暗闇の中を行動していた。最近では子供の時から人里に慣れた個体が多くなり人や車を恐れなくなってしまっている。そんな中で今年は秋の訪れが早くなっている。そのためか慌てたように餌を求め日中から人がいても平気で道路脇や畑のそばで餌を漁っている姿を目にする。30年ほど前に比べると気温は高めだが秋は野生動物にしてみると食べ物を腹一杯食べる季節。森の中の餌が豊富になれば人里には出てはこないのだが最近は野生動物も食糧難といったところだろう。

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農耕と園藝「カルチベ」猟師と考える鳥獣害【実践編】高橋養蜂の蜜源植物を守れ!③

元気いっぱいのミツバチ

それまで草のなかった圃場に、草がワサワサと育ち始め、肝心の蜜源植物が見えなくなってしまいました。これには鉄兵君も頭を抱えました。

うれしい誤算でした。

農耕と園藝ONLINE「カルチベ」https://karuchibe.jp

猟師と考える鳥獣害【実践編】高橋養蜂の蜜源植物を守れ!③

https://karuchibe.jp/read/11491/

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農耕と園藝「カルチベ」猟師と考える鳥獣害【実践編】高橋養蜂の蜜源植物を守れ!②

地元の仲間や東京からの応援部隊など、さまざまな人たちの協力を得て、いよいよミカン畑の柵の設置が始まりました。目標はイノシシ、シカ、サルに対応できる柵を作ることです。鉄兵君は、私と一緒に作業をしたことで、シカの生態行動などを見て、聞いて覚えた対策を、自ら考え、自らの手で行い、改善しました。その結果が動物の侵入を防ぎ、その後の侵入も防いでいます。

猟師と考える鳥獣害【実践編】高橋養蜂の蜜源植物を守れ!②

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農耕と園藝「カルチベ」猟師と考える鳥獣害【実践編】 高橋養蜂を守れ!①

連載をしている農耕と園藝「カルチベ」猟師と考える鳥獣害もいよいよ実践編。今回からは伊豆下田の高橋養蜂の蜜源植物を守ための対策についてです。

農耕と園藝ONLINE カルチベ おこまり鳥獣害どうする利活用

猟師と考える鳥獣害【実践編】 高橋養蜂を守れ!①

鉄兵君が蜜源として借りた場所は、自宅近くのおばあさんが、ご主人が亡くなった後も一人で守ってきたミカン畑で、おばあさんが耕作していた時からシカによる食害が出始めていました。シカはミカンの葉や樹皮が好物です。畑に侵入させまいと電気柵を設置して管理していたのですが、一度でも侵入を許してしまうと、次から次へと被害が広がります。高齢者一人で鉄壁な管理をするのは難しいのも事実。そのため日に日に被害が拡大し、耕作をあきらめざるを得ませんでした。

 

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鳥獣害対策のアドバイス

かなり久しぶりの投稿となる。まだまだ暑い日が続いている。数年前までは8月のお盆を過ぎると夏も終わりを告げていた。しかし最近はとにかく暑い。季節の挨拶も「残暑」となるのだろう。さて、夏の森の中はイノシシは仔猪に食べ物を取るやり方を沢などで教える季節である。しかし、今年は長い梅雨で水量も増え沢での餌取り練習もままならず里で餌探しをするためあちらこちらで猪に困っているとの声を聞く。

そんな中、田んぼに入られて困っている、どうしたらいいだろうと下田市の方から相談を受けた。電話では現場の状況がよくわからないので現場に行ってきた。この地区は柑橘栽培と稲作が盛んなところである。まず目に止まったのは各戸が独自の方法で防護策を施していること。ただし、どの田んぼもいつ被害が出てもおかしくない状態ということである。上の写真のように側溝を跨ぐ形では側溝の中を移動してきて水田に侵入を許してしまうことになる。この場合は畔の上をまっすぐに電気柵を施すべきだろう。その理由はハザかけの道具はわざわざ囲う必要はないだろう。

次に目に着いた水口である。ここは先ほどの側溝に流れ出る排水用の水口であるが畔よりは低くなっているのが普通です。そのためにイノシシの鼻が触れない高さではいくら電気柵といえども毛に触れる程度では電気が流れないのです。つまり電気柵といえども効果がなくなってしまうといえます。この場合は低いところにも電気柵の杭を立て電気柵線と地面との間を最低10cm、イノシシだけなら15cmになるように施工するのが効果があります。

相談を受けた水田は電気柵ではなくワイヤーメッシュというコンクリート打設の時につかう骨材です。地面に杭を打ちそこに施設するものです。侵入するには下部に穴をほりそこから侵入するのが通常ですがワイヤーメッシュの下部に穴は見当たりませんでした。ぐるっと一周水田を囲んであります。ここでの侵入経路は水路の側溝でした。見た目にはイノシシが側溝の中を通れないようにしてありましたが手でゆするとグラグラと簡単に動いたのです。耕作者も一緒に見回りをしていたのでその場で杭の追加と補強を指導して一件落着。この圃場の外側には耕作放棄された果樹園地(梅畑)があります。このような場所から水田に出てくるので耕作放棄地をしっかり管理をしてもらう必要性もあります。地域で地域を守ることで被害も減ります。

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農耕と園藝夏号に掲載されました。

野菜・花・果樹の技術情報誌『農耕と園藝』夏号2020.06に掲載されました。「農地とけものと森を守る方法」取材にきたのは2月の末でまだそれほど新型コロナウイルスの危機感のない時である。鳥獣害の対策は日本の農業・林業を守るためには必要なこと。しかし、今の鳥獣害対策はまだまだ道半ばである。自分の生業で農業を営むものは自分の作物を我が子のように大切に育てる。そんな作物が被害にあったという話を聞くにつけ耳の痛い話である。私は農水省認定 農作物鳥獣被害対策総合アドバイザーでもある。正しく農地を守る。これは今のコロナ対策にもにたいるところがあるが自分の農地は自分で守ってこそ意味がある。基本的な防除の仕方をレクチャーしたものを記事にしてあります。

また、下田市で養蜂場を営む高橋鉄兵くんの高橋養蜂の圃場と本人も出てきます。私がレクチャーしながらなぜ柵を張るのか、どうしてこのやり方でいいのかなど動物の行動習性と生態から教えたものです。今はクローバーも芽吹き、レモンも元気に育っています。柵の外側は今も多くのシカが草を食べにきて土が剥き出しです。1m 50cmの高さの柵でどうして守れるのか。ミツバチの楽園のために頑張る鉄兵です。

下田高橋養蜂HP

『農耕と園芸』と「カルチベ」の取材記事

カルチベブログ いざ、南伊豆へ

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「農耕と園藝」取材班が来社。

高橋養蜂場にて

3月27日に誠文堂新光社より発刊している「農耕と園藝」黒田編集長、フリーライターの三好さん、カメラマンの三人で

南伊豆取材にお越しになりました。

森守代表自身が森に関わり、里に関わりその中から全国的な鳥獣害の問題について農耕と園藝On lineに寄稿している

読みもの「おこまり鳥獣害、どうする鳥獣害」で連載している『猟師と考える、山と鳥獣害』 が好評で紙媒体にも掲載するということで取材にお越しになりました。

森守の周りで野蒜やクレソンを摘む

森守にお越しになった頃にはそれまで降っていた雨もやみ草の中に自然に生えている野蒜などを積んだりしました。

この時の様子は農耕と園藝OnLine「カルチベ」のブログ『いざ、南伊豆へ!』に出ています。

今回の取材は全国的な問題となった鳥獣害。果たして動物が悪いのか?

農地を守る具体的な対策については紙媒体の『農耕と園藝』夏号(5月23日発売)をぜひご覧ください!

 

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猟師と考える、山と鳥獣害④

農耕と園芸OnLIne『カルチベ 〜おこまり鳥獣害、どうする利活用』にて連載をしています。

第4弾がアップされました。

今回は 『〜日本にシカが増えたわけ〜』を書きました。

 

シカは今でこそ「有害鳥獣」と呼ばれ、狩猟や有害鳥獣捕獲の対象となっていますが、

戦後間もない1948年から1994年まで、野生動物保護の観点から、ニホンジカの捕獲は制限されていました。

かつて伊豆半島では天城連山の国有林の中で、シカを保護していました。「鳥獣保護法」により、メスは捕獲禁止。

オスは1日1頭と制限がかけられていて、猟師といえども自由に捕獲することはできませんでした。

だから長い間狩猟対象はもっぱらイノシシだったのですが、既に80年代から山林や農地では、

シカによる食害が出始めていたのです。我々山に入る猟師は「シカを撃たなければダメだ!」と訴えていたのに、

対策が講じられることもなく、シカは保護され、イノシシばかりが捕獲される状況が続いていました。

 

8500文字の長文ですが、どうぞご一読ください。

 

こちらにリンクがあります。

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『農耕と園芸OnLine おこまり鳥獣害、どうする利活用 / 猟師と考える、山と鳥獣害④〜日本にシカが増えたわけ〜』

文・写真/(株)森守 代表取締役社長 黒田利貴男

構成/三好かやの

新型コロナウィルスにより亡くなられたかたに謹んでお悔やみを申しあげるとともに

収束の目途が未だ見えない中で経済活動の危機にある商工、観光業者にお見舞い申しあげます。

正しい判断と正しい対策で皆でこの危機を乗り越えましょう。

 

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猟師と考える、山と鳥獣害③

新型コロナウィルスにより亡くなられたかたに謹んでお悔やみを申しあげるとともに

収束の目途が未だ見えない中で経済活動の危機にある商工、観光業者にお見舞い申しあげます。

正しい判断と正しい対策で皆でこの危機を乗り越えましょう。

 

さて、農耕と園芸OnLIne『カルチベ 〜おこまり鳥獣害、どうする利活用』にて連載をしています。

新型コロナ騒ぎになる前に第3弾がアップされました。

 

イノシシに田んぼを荒らされてしまう。そんな被害が後を絶ちません。

本来臆病なはずのイノシシが、里へやってきて田畑を荒らすのはなぜか。

それを防ぐには、何が必要なのか。南伊豆町での実例を踏まえて、

昨今のイノシシの状況と稲作、その農業被害対策についてを書きました。

 

文・写真/(株)森守 代表取締役社長 黒田利貴男

構成/三好かやの

 

こちらにリンクがあります。

↓  ↓ ↓ ↓ ↓  ↓ ↓ ↓ ↓  ↓ ↓ ↓ ↓  ↓ ↓ ↓

『農耕と園芸OnLine / おこまり鳥獣害、どうする利活用 猟師と考える、山と鳥獣害③ 』

 

 

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