「多摩川源流研究所15年間の歩み」をいただきました。

「多摩川源流研究所 15年間の歩み」という本をいただいた。山梨県小菅村役場に勤務する奥秋一俊さんが送ってくれたものだ。初めは奥秋一俊さんの家の前にある廃校になった小学校を平成19年5月村と東京農業大学が連携して小菅村を実習キャンパスとして始まったのが「多摩川源流大学」である。その礎となったのが「多摩川源流研究所」その過疎と少子高齢化社会の中で源流域の自治体の存続が問題となった頃に、源流域が守られてこそ流域全体の自然や人をつなげ、源流の現実とその役割を広範な流域の住民に周知することで源流域の再生への道を切り開く形になったということです。中でも流域の次世代を担う子ども達への「多摩川源流体験教室」を通じて自然に触れる機会を親子に与えることで新鮮な感動を与えています。本の中には素晴らしい思いが込められている。

多摩川という流域にいくつもの自治体があり東京都の水源になる森を守る。それが様々な人が関わるようになっても変わらない風景がそこにはある。

森に降った雨は森の保水力により地下に染み込み、その過程で地表の落ち葉をバクテリアが分解し窒素やリン酸、カリウムなどの栄養成分となり水とともに沢を流れ、川となり里の田畑を潤し栄養が作物を育てる。そして、街を流れる河となり海へ。海の栄養となり海藻を育て、波打ち際に生息する貝類はその藻類を食べ、森から流れてきたリン酸で貝類が育つ。豊かな海には海藻と貝類があることで魚も育つ。そしてまた水蒸気となり森に雨を降らす。森里川海の自然の循環が豊かな環境をつくる。

森守の思いでもある。