南伊豆町にある下賀茂熱帯植物園にヒスイカズラが植えられている。その歴史は古く熱川バナナワニ園と同時期に植栽され多くの来園者の目を楽しませてくれている。ヒスイカズラはその名の通り花色は翡翠色で豆科の常緑つる性の植物である。
そのヒスイカズラが今年は二度咲きをしている。たまたま立ち寄った下賀茂熱帯植物園の安藤支配人の案内でヒスイカズラを見てきた。とはいえここに行くと必ずと言って良いほど園内を見せてもらってくる。丹精込めて熱帯植物をガラス温室の中で栽培しているこちらの植物園内には様々な植物があるが今は入園料は取ってはいない。パーラーでドリンクでも注文していただきたい。
今年はなぜかはわからないが二度咲きをしたと安藤支配人。自分にも原因はわからないと話す。通常は一度だけぶどうのようなフサに花を多くつける。一度目は例年通りだった、それが今年は今になって二度目の狂い咲きです。と言う。一房か二房なら遅れただけと考えられるが自分が行った時もまだ蕾のものなどもたくさんあったので狂い咲きで間違い無いだろう。
早松茸(さまつたけ)という言葉がある。春に秋と同じ気候条件になり生えてくる松茸のことである。同じように何らかの気候、温度、湿度、日照時間で多くの蕾をつけ開花したものだろう。
園内にはブーゲンビレアも緑色の園内を明るい赤で装飾をしていた。露地でも育つが掃除が大変なのが難である。大きくなるので初夏には美しい花である。
安藤支配人作のオブジェ。ヒスイカズラは開花後2日ほどで落花する。その花を集め毎年オブジェを地面に作ってある。そのまま捨ててしまうのはもったいないとお客さんが足元の花を楽しめるようにしてある。
もっと早くにこのブログを書けばよかったと反省しています。おそらく今はもう花は終わっているかもしれません。