ふるさと学級『ジビエクッキング』
ふるさと学級『ジビエクッキング』

ふるさと学級『ジビエクッキング』

 

毎年度3月は南伊豆町教育委員会社会教育係主催の『ふるさと学級』

ジビエクッキングを担当させてもらっています。

毎年度何をやるか?を考えるわけですが、今年度は鹿ミートソースパスタ!

鹿肉でも猪肉でもいいのですが今回は鹿を使いました。

その理由は子供達には少々難しいのでこちらに書きます。

私は椎茸生産農家もしていました。

やめた理由は3.11です。風評被害により伊豆の椎茸生産農家は諦めざるを得なかった。

椎茸の原木栽培の始まりは伊豆です。伊豆で椎茸菌を培養して原木に打ち込む栽培方法です

生産農家も多かったのですが大消費地で風評被害により不買されると生産しても意味がなくなる

諦めざるを得なかったのです。

子供達に負け犬の話は必要ないと思いました。

もう一つ理由があります。

鹿は椎茸も食べます。その椎茸を鹿肉と一緒に使うこと

そして、家で食べるミートソースには昔から椎茸いれてたのです。

濃くと旨味が出るんですよ

もう一つやりたいことがありそちらをクッキングの前にやりました。

それはスウェーデントーチに火をつけること

今の子供たちはアウトドアでの生活とは縁がありません

中には親とキャンプに行く子もいるでしょう

初めは30分で火が付けれるだろうと思いましたがつきませんでした。

生きる力をつけるのも目的だったので種火の材料も自分たちで考え、森からとってくるようにしました。

このスェーデントーチは煮炊きも暖をとることもできます。

防災の意味でもこの子たちに伝えておきたかった。

クッキング終了後に火がつけられたチームがあったことは非常に嬉しかったです。

下は教育委員会局長がつけたスェーデントーチ

本来はこれでソース作りをやる企画だったのですが火がつかないので10分延長して諦めました。

その後に鹿ミートソースを作りみんなで実食

みんなが美味しい美味しいと食べてました。

地域のことを知る、地域のことを伝える

そのことが未来の子供達にも受け継がれる

生きる力を身につけることが地域を守る力になる

地域の資源である森里川海どこにでもある当たり前が当たり前でなくなることが

地域を衰退させる

ここにいればなんでもあることを今回も伝えられたふるさと学級でした

 

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